まずはこれだけ!スマホ写真で「より伝える」ために必要な2つの加工

これまでこのブログには《スマートナチュラルな暮らし》にまつわるあれこれを中心に書いてきましたが、今日はちょっと趣向を変えて「写真」について書いてみようと思います。

私はブログを書くかたわら、フォトグラファーとして写真撮影を請け負ったり、写真の撮り方の講座やセミナーを開催することを仕事にしています。ちなみにカメラを持ち始めたのは2002年、フリーで仕事をいただくようになったのは2009年です。

今こうして暮らし系のブログを書くうえでも、フォトグラファーとしてのスキルや経験は、自分の強みだなと感じることはとても多いです。なので同じように「何かを発信する」ことに力を入れていきたい人には、ぜひ写真という《強力なコミュニケーションツール》を味方につけていただきたい!

そんな想いで、これから時々「写真」に関する記事もアップしていきますので、どうぞお付き合いください^^

撮ったあとにいつでもできる!Snapseedでの画像加工

写真講座などを開催していると、「私センスがないんで……」「写真を撮るのが苦手で……」と申し訳なさそうに言う方がとても多いのですが、必要なのはセンスの前に知識です!!

撮る瞬間はタイミングもとても重要ですが、画像加工(レタッチ)は自分の好きな時にどこでもできること。つまり「やれない理由がない」はずなんです(笑)。なので今回は《誰にでもできる、最も重要な2つの画像加工》についてお話しします。

レタッチアプリはたくさんありますが、私のイチオシは天下のGoogleが開発した【Snapseed】。あのPhotoshopに負けないくらいの高性能なアプリが無料で使えますので、是非ダウンロードしてみてください。

広告類の表示は一切なし、追加課金の必要がないのも素晴らしい……!!

Snapseed

Snapseed

  • Google, Inc.
  • 写真/ビデオ
  • 無料

どんな加工アプリをお使いいただいても構いませんが、この記事ではSnapseedの操作画面を基本に解説していきますね。

まずは「トリミング」で余分な余白をカット!

約二年前、公園に遊びに行ったときの家族写真……これが今回のサンプルです(笑)。

この写真で伝えたいのが「ほのぼのした家族の雰囲気」だとしたら、《写真全体に対する人物の割合》が小さく、ちょっと印象が弱いです。なのでここは、大胆に周囲をトリミングします。

Snapseedを立ち上げ、加工したい写真を開いたら、【ツール】→【切り抜き】を選びます。

そして、四角の隅の位置をずらして、人物がしっかり収まる範囲を選んで右下のチェックマークをタッチします。

まずはトリミングだけですが、それでも並べてみるとかなり印象が変わります。私は写真に「正解」はないと思っていますが、「どちらからより『ほのぼのした家族の雰囲気』が伝わりますか?」と聞かれたら、やはり右ではないかな、と思います。

今回は背景が公園なので、トリミングしなくてもさほどうるさくありませんが、Facebookなどでよく見かけるのは「集合写真の背景にある、無駄に広く写り込んだ壁や店内」!!

人物の表情がメインのはずなのに、写真の面積のうち半分以上がただの壁……なんていうのは、あまりにももったいないです。無駄な背景は、ノイズですらあります。

ちなみにインスタグラムは表示レイアウトの関係上、余白多めの写真が好まれる傾向があります。でもそれは「意図的な余白」「計算された余白」です。特に意味のない背景・余白は、大胆に切り取ってしまいましょう!

 

次は「カーブ」で明るくしましょう!

トリミングで無駄な背景をカットしたら、次は「明るさ」。基本的に人は《明るいものに目を留めやすい》です。つまり暗いとそれだけでスルーされてしまいがちだということ。特にたくさんの人の投稿が流れてくるSNSでは、自分の写真や投稿にいかに目を留めてもらうかが生命線といっても過言ではありません。

アンティーク感や重厚感を狙って意図的に暗く仕上げた写真は別として、基本的に「画像は明るいほうがいい」ものだと思ってください。特にスマホで撮った写真って、そのままでは薄暗いことが多いので……。

明るく加工する方法は、Snapseed内にも幾つかあるのですが、私のお気に入りは【カーブ】。柔らかく自然な明るさに加工できるんですよね。切り抜きと同じく、【ツール】→【カーブ】を選びます。

すると「右肩上がりのグラフ」のようなものが出てくるので、これをほんの少し《上に弓なりになるように》指で上にスライドさせます。

いい感じに明るくなった!と思ったら手を止めて、右下のチェックマークをタッチ。まずは、この【切り抜き】【カーブ】を覚えてもらうだけで十分です^^

……なのですが、ここでは更にもうひとつだけ! Snapseedならではの素晴らしい機能をご紹介します。それが【ツール】→【部分調整】です。

この【部分調整】の何がすごいかって、写真の一部だけを自然に明るくすることが、簡単にできること……!

今回は、下を向いてる夫の顔がやや暗いので、ここだけをピンポイントで明るくしてみます。(明)マークを明るくしたい箇所にポンと置き、画面の端で指をゆっくり右にスライドさせると、(明)マークの周辺だけがほわんと明るくなるのです!

これ、実はめちゃくちゃ使える機能です。よくあるのが、逆光気味になってしまって、背景は綺麗だけど顔が暗いというパターン。

撮影時であればHDR撮影(High Dynamic Range:明るさを変えて撮った複数枚の写真を、後から合成加工する撮り方)などでリカバリもできますが、一度撮ってしまったあとはそうもいきません。全体を明るくすればせっかくの背景が飛んでしまう……そんな時に、この【部分調整】は本当に助かります!!

ちなみにこの【部分調整】では明るさだけでなく、彩度・コントラスト・ストラクチャの4種類の尺度の調整ができます。尺度の変更は、画面の端で指を上下にスライドさせることで可能です。

トリミングと明るさ加工だけで、写真はこう変わる!

今回紹介したのは、「トリミング」と「明るさ加工」という超基本的な2つだけ。でも、それだけで写真はめちゃくちゃ変わりますし、逆に言うとそれさえやっていない写真のなんと多いことか……。

元の写真と、加工後の写真を比べるとこんな感じです。どうでしょうか、かなり変わったと思いませんか??

慣れてしまえば、この程度の画像加工は1〜2分で済ませられます。いつでも好きな時に作業ができて、写真の印象がグッと変わる! これはもう、やらない手はないと思うのです。

特に発信することを仕事の一環でされているなら、なおのこと。写真の上手い下手ではなく、これくらいの加工は最低限のマナーだと思っています。それさえしない写真を載せるのは、寝起きの顔で人に会うようなもの。

美人でもおしゃれでもなくても(写真が苦手でもセンスがなくても)、顔を洗って髪をとかすように、清潔感や身だしなみには気をつけますよね。それと同じことかな、って^^

魅力が伝わる写真を載せて、あなたの想いをもっと広く届けましょう♪

写真の撮り方の講演をします

と、そんな写真の撮り方に関することを、お話しする機会をいただきました。友人で元カリスマ占い師である守田矩子さん主催の、《母と子の癒やしフェスタ》というイベントに登壇します。

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イベントのテーマに合わせ《親子で楽しむスマホ写真講座 〜いつものスマホで子供の笑顔をもっと可愛く!〜》をタイトルにしていますが、どなたにでもお楽しみいただける内容です。もちろん、お子様連れでの参加も可能です^^

講演内容

せっかくの可愛い笑顔が、なぜうまく撮れないのだろう? ママの素朴なその疑問に「専門用語を使わず」わかりやすくお答えします。ちょっとしたコツで、スマホ写真がびっくりするほど素敵になりますよ。

  • 写真をワンランクアップさせるために必要な「基本のき」
  • 子どもの自然な表情を残すために、意識したい4つのポイント
  • スマホアプリを賢く使って、楽しく安全なフォトライフを!

など、今日からすぐに使える実践的な内容です。

講師プロフィール

上田涼子(kikka)

フォトグラファー/ライター/SNS広報コンサルタント

10〜70代と幅広い年代のクライアントを持ち、同業者の受講や企業・行政機関での講座開催実績も多数。特に写真講座での「専門用語を使わない分かりやすい説明」には定評がある。自然派ワーキングマザーのライフハックブログ《スマートナチュラル・ドットライフ》管理人。2児の母でもあり、現在、4歳と2歳、二人娘を放牧育児中。

イベント詳細

今回はセミナーではなく講演会形式。スライドを使って、楽しくわかりやすくお話しさせてもらいます!

《母と子の癒やしフェスタ》とは……

今回登壇させていただくこの《母と子の癒やしフェスタ》、実はとても素晴らしいイベントなんです……!(画像をクリックすると拡大します↓)

胎内記憶や、出生前記憶、前世の記憶を持つ子どもたちへのインタビューで構成されたドキュメンタリー映画《かみさまとのやくそく》の上映会が午前中にあり、その後荻久保則男監督のトークショーがあり……。

一日中、そうそうたる講師の皆さまが講演をされるなか、私もご縁あって一枠いただいております。イベント全体については、主催者の守田矩子さんとカイロンスクールさんのサイトも、ご覧くださいね。

守田矩子プロデュース・5つの講演会 | カイロンスクール

私もまた改めて、このイベントの紹介記事を書きたいと思います。

おわりに

これまで「写真って難しい、苦手」というたくさんの方にお会いしてきましたが、そのうちの多くの方は、カメラや写真と、ほぼ意思疎通ができていません

デジカメやスマホカメラの出現であまりに簡単に写真が撮れるようなったので、専門用語なんて知らなくてもよくなった。それはそれでとても素晴らしいことなのですが、今よりちょっと写真を良くしたい!と思ったら、やはり「あ、このカメラにはこんな機能があるんだな」「この加工をすることで、写真ってこんな風に変わるんだな」という《意思疎通》が必要です。

そしてその《意思疎通》ができれば、写真は間違いなくグッと楽しくなります! このブログでも【写真の撮説(トリセツ)】として、時々そんな話を綴ってまいりますね^^

 

【写真の撮説(トリセツ)】第二弾!形の歪みについて発信には文章も大事!信頼される文章を書きたい人におすすめの本 スマホでもパソコンでも、効率化は必至です^^

当ブログ管理人・上田涼子ってこんな人^^

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この記事を書いた橘花(kikka)ってこんな人