アラフォー主婦の、ミニマルスキンケア事情③《ヘアケア》編

ちょこちょこっと書くつもりが、意外と長くなってしまったスキンケアネタ……。間に他の記事も挟みつつ、3回目の今回が完結編の《ヘアケア》です。

3記事の中では一番あっさりした内容になるはず(笑)。

《メイク落とし & 洗顔》編はこちら《化粧水 & 保湿》編はこちら

顔出ししてるので今更ですが、私のヘアスタイルは黒髪ストレート。学生時代は茶髪に始まり、赤っぽくしたりオリーブグリーン系にしたりとカラーリングも楽しんでましたが、就活前に黒染めして以降、15年くらい地毛のまま。

黒髪パーマの時期もありましたが、ここ5,6年はそれさえもしていません。実は美容師さんにびっくりされるくらい髪の毛が多いので、黒髪ストレートが重たく見えないように、ヘアカットにだけは2,3ヶ月に一度通うようにしています。

 

カラーリングもパーマもなし。今のところ白髪とも無縁(これまでに2,3本はあったかな・笑)。日々のヘアセットにもスタイリング剤は全く使わず、ブラッシングとヘアアイロンオンリーという、そもそも髪の毛に掛ける手間暇がミニマルな私。

デイリーケアもかなり手抜きですが、赤裸々に書いてみます!!

洗髪、について……

シャンプーについて書く前に……私は相当面倒臭がりかつ普段スタイリング剤を使わないので、毎日髪を洗うことはしません。

明らかに汗をかいた日や、がっつりスタイリング剤を使った日は何日目だろうと洗いますが、そうでなければ夏場でも2日に1回、冬場は状況によりけりだけど……3,4日に1回の時もあったり……。

げぇっ!っとここでドン引きした人、ごめんなさい(笑)。これはもう体質に依るところも大きいのかもしれませんが、頻繁に洗うほうが頭皮や髪の調子が良くないんですよね、私……。

かといって人様に不快な想いをさせるのもアレなので、非常にニオイに敏感な夫に確認してもらったこともあるのですが(笑)、髪に限らず私は体臭全般弱いらしいです。いや、これまで実は臭かったことあるで!!って人がいたらほんとスミマセン……。

日本人はキレイ好きが多いので、私みたいに公言する人は少ないかもですが、それくらいの頻度って人、実は結構いるんじゃないかなぁ。え、そんなことないって??

 

シャンプーは《えがおの力》

昨年まではパックスオリーのシャンプーを使ってましたが、最近はもう身体も顔も全部、万能洗剤《えがおの力》に統一しちゃってます。

この《えがおの力》の原液約150mlとグリセリン約30mlを、400ml無印の泡ポンプボトルに入れて、水で2,3倍に薄めてよく振れば完成です。グリセリンはAmazonで局方のものを買うか、個人輸入サイトiHerb(アイハーブ)で買うことも。

Now Foods, ソリューションズ, 野菜グリセリン, 473 ml

 

 

 

食器洗いも、洗濯も、ハンドソープも、全部この《えがおの力》頼みの我が家。化粧品として販売されているわけではないので肌につける用途はあくまで自己責任となりますが、とっても重宝しています^^

リンスは《スギナリンス》

シャンプーを《えがおの力》に変えてからも、リンスはしばらくパックスオリーのものを使っていました。使い心地もよく特に不満はありませんでしたが、ふっと「リンスだけ毎回買い続けるの、面倒臭いな」と……(笑)。

ちなみに夫は年中シャンプーのみ。私も娘も、髪が短いうちはリンスなしでも過ごせますが、ある程度伸びてくるとリンスを使った方が、やっぱり髪の触り心地が良いんですよね♡

・そもそも、リンスの役目とは?

頭皮の主な汚れは、皮脂が酸化したものなので「酸性」。(特に石鹸系の)シャンプーは「アルカリ性」で、それを中和させて洗い流します。

そのままでは髪のキューティクルが開いていてゴワつくため、それをまた中和させてツルッとサラッとさせるのが「酸性」のリンスの役目。なのでリンスはうっかり口に入ると酸っぱいことが多い!

乱暴に言うと、酸性のものを髪につければリンスの効果があるわけで、手作り派の方たちは《お湯を張った洗面器に酢やクエン酸を適量混ぜ込み、そこに髪を浸す・そのお湯を頭から流し掛ける》……なんてことをされています。

が、何度か試しましたが、コレ目に入ると超痛い!!!だからジッとしていられない娘たちには怖くて使えない……!!!!

・リンスに適した自然素材《スギナ》

そんな不便な思いまでして、別にわざわざリンスを手作りしなくてもいいか……なんて思っていた矢先、私に訪れた《野草ブーム》。今年のGWに飛騨高山の義実家に帰省した際、眼の前にこれでもか!と生い茂っていたのは、スギナでした。

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スギナって、つくしの後に生える雑草ですね。根が非常に強く、抜いても抜いても生えてくる!と煙たがられることも多いそうですが、裏を返せばそれだけ強い生命力を持っているってことなんですよね。


ケイ素(シリカ)を多く含み、乾燥させて粉末にしたりお茶として摂ると高いデトックス効果が期待できるらしいスギナ。帰省中にわさわさ採って大阪に持ち帰り、さっと洗って干しカゴで干しておきました。

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このカラカラに乾いたスギナを、キッチンバサミでチョキチョキ切ったのが《スギナ茶》。スギナ茶自体は爽やかな草の風味で、苦味もクセもなく、ハーブティーを飲み慣れている人なら何の抵抗もないはず。私はいつもの番茶に適当にブレンドして飲むことが多いかな^^

そんな風にスギナ茶を楽しみつつ更に調べていてわかったのが、このスギナのケイ素が、天然シリコンとして髪に艶を出したり手触りを良くしたりしてくれる、ということ。だったらスギナでリンス作れたら最高やん!と、一気に手作り熱が再燃したのです。

私は義実家の裏山で採ってきたスギナを使ってますが、市販のスギナ茶でももちろん作れます♪

使う時に目に入りにくいように、キサンタンガムという粉末を使って粘度をつけ、ジェルのような仕上がりにしました。ダマになりやすく少しだけ扱いにくいキサンタンガムですが、このレシピの手順通りに混ぜてもらえれば、失敗率はかなり低いはず!

材料の種類はやや多いですが、計量も撹拌も、小さじひとつでできるように工夫してます^^

【スギナ煮出し液(スギナ茶) の作り方】

小鍋にお湯(300mlくらい)を沸かし、乾燥スギナ(スギナ茶)3~5gを加え、弱火で5分ほど煮出し、濾しておく。リンスに使わなかった分は、スギナ茶としてそのまま飲用可能です。

【スギナリンスの材料】

  • スギナ煮出し液:150ml
  • クエン酸:小さじ1/2
  • キサンタンガム:小さじ1/2
  • グリセリン:小さじ2(10ml)
  • 植物油:小さじ1(5ml)
  • 精油:お好みのものを4,5滴(なくてもOK)

【スギナリンスの作り方】

  1. ビーカーなどにキサンタンガムとクエン酸を入れて、よく混ぜる
  2. 小さめのボウルにグリセリンと植物油を入れて、よく混ぜる
  3. 2の上から1を、ダマにならないようパラパラと均等に振り入れ、よく混ぜる
  4. スギナ煮出し液を少しずつ加えながら混ぜる
    3~4の工程は、休まず一気にやりましょう!
  5. 粗熱が取れていることを確認してから、好みの精油を加えて更によく混ぜる
  6. 1週間で使い切れる量ごとに小分けにし、冷凍しておく
  7. 自然解凍したものを、プッシュボトルに入れて使う
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色の濃さは、使うスギナによって違うと思いますが、粘度はこんな感じ。 容器への移し替えも、髪への塗り伸ばしもしやすいテクスチャになるはずです。

・スギナリンスに使う副材料や保管について

クエン酸やグリセリン、植物油は色々な用途で使うので、家に常備。植物油は食用と兼用のオリーブオイル、iHerb(アイハーブ)で買ったホホバオイルやアーモンドオイルなど、家にあるものを適当に。よりヘアケア向きなものを使いたいなら、椿油なんかもイイかも。

 

キサンタンガムは、増粘多糖類として食品にもよく使われているもの。手作り化粧品用もありますが、食品添加物グレードを選べばドレッシング作りなどにも使えますよ。使用量は全体の0.1%程度なので、50gあれば相当持ちますね。

精油は香り目当てならお好みのもので良いですし、ヘアケア効果が期待できるものとしてはローズマリーが有名かな……。フレッシュでもドライでも、ハーブが手に入るなら、スギナと一緒に煮出して使うのもおすすめです。

私の経験上、シャンプーやリンスに加えた精油の香りが続くのは、髪を乾かす時まで。天然芳香成分は揮発しやすいので、残念ながら長時間楽しめるわけではありません(笑)。

私はスギナの草っぽい香りが結構好きなので、精油は入れずに使うことが多いです。

あと、このリンスには防腐剤が入っていないので、高温多湿な浴室内に放置するとすぐに変質します。一週間で使い切れる分だけ容器に入れるとはいえ、保管場所は浴室より脱衣所、脱衣所より冷蔵庫がベターです。

秋~春は常温でも大丈夫そうですが、夏場はやっぱり冷蔵庫が安心、かな……。

ここまで読んで「手作り、めんどくさっ!」と思われた方は、今まで通り買ってください。リンス作りは、完全に私の趣味ですね(笑)。

ヘアスタイリングアイテム

洗髪は《えがおの力》とスギナリンスで済ませ、お風呂から上がった後は普通にタオルドライ→ドライヤーで乾かします。この時も髪には何もつけません。

そして、ほぼほぼ乾いてから登場するのが、このクシ……! ここ3年ほどお世話になっている美容室サロン・ド・コワヒュール Hanaoの花尾末乃さんに猛プッシュされて購入した《レディブリリアントコーム》です。

ちなみにサロンで買ったのではなく「ネットで探して買ってみて~!」と言われてそうしたので、花尾さんには何の得もありません(笑)。

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メーカーの商品説明を読んでみると、高級車レクサスの塗装と同じものをコーティングしてあるのだとか?? たぶん、静電気を除去してくれるからだと思うのですが、めちゃくちゃサラサラになって、髪がいい感じに落ち着くんです……!!

使い始めてちょうど1年くらいですが、すっかり手放せないアイテムになり、娘たちの毎朝の寝癖直しにも大活躍しています^^

黒髪でも茶髪でも、さらさらストレートロングがトレードマーク!な方には本当におすすめ♡ 今お使いのスタイリング剤がいらなくなるかもしれませんよ~。

お出かけ前に、くるくるドライヤーかヘアアイロンで毛先だけ整えれば、私のヘアスタイルは完成です♪

おわりに

一番あっさり終わるはずだったヘアケア編も、気づいたら5,000文字超え……。その半分はスギナリンスのことですね(笑)。

ぶっちゃけリンスは買っても作っても良いのですが、一度その役割や使われている材料の扱い知っておくと、色んな場面で応用が効くな、とは思っていて。

リンスをうっかり切らした時にクエン酸や酢で代用したり、シャンプーだけで済ませた娘の髪の櫛通りが悪い時に、掃除用のクエン酸水をスプレーしたり。あとは、庭に無造作に生えているスギナが、急に宝の山に見えてきたりとか??(笑)

リンスに限ったことではありませんが、「買うしかない」と思っていたものが、身近なモノでまかなえると知った時、私はなんともいえない開放感を感じるんですよね。このスキンケア記事三部作は、そんな視点で楽しんでいただくのもアリかな。

個人的エピソード満載で、冗長的なミニマルスキンケアシリーズにお付き合いいただきありがとうございました^^♡

 

《メイク落とし & 洗顔》編はこちら《化粧水 & 保湿》編はこちら
顔も髪も身体もこれで!万能洗剤《えがおの力》とは

この記事を書いた橘花(kikka)ってこんな人