器用貧乏・飽き性な自分を活かす道

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飽き性でひとつのことが長く続けられない、なんでもソコソコ器用にこなせるけど何ひとつ突出したものがない……そんなことに悩みがちな人は、きっと「ゼネラリスト」タイプです。「ゼネラリストとは」を検索してみるとweblioでは

広範な分野の知識・技術・経験をもつ人。ジェネラリスト。 → スペシャリスト

と出てきます。

つい先日Facebookに「ゼネラリストあるある」を書いてみたらとても盛り上がったので「私ってゼネラリスト?」と思う人はチェックしてみてください(一部改訂しました!)。

《ゼネラリストあるある》チェックリスト

  1. 自分が興味を持っている分野を自分より極めている人を見ると後ずさる
  2. 自己紹介が苦手または長いまたは「何でも屋です」とお茶を濁しがち
  3. 一生懸命やってきたわりに何も手に入れていない気になることがある
  4. 突き抜けている人が羨ましい
  5. 自己肯定感は基本的に低空飛行
  6. 一人◯役こなせる自分がちょっとスキ
  7. 満点は無理だけど平均点は取れる自信がある
  8. 「ナンバー2に向いてるよね」とか言われる
  9. 「◯◯さんなら知ってそうだから」と仕事にたいして関係ないことや人の紹介を頼まれがち
  10. 箸にも棒にもかからない、という言葉が嫌い

私の超独断と偏見ですが、4つ以上当てはまる人は「ゼネラリストの可能性あり」、7つ以上当てはまったら「ゼネラリストで賞」です。笑

これまでの私の感触だと「ゼネラリスト」という言葉はキャリアやマネジメントの分野ではよく使われているものの、まだビジネス用語の域を出られていないのだな、という印象。

対義語である「スペシャリスト」がしっかり一般用語として定着しているのに比べると「ゼネラリスト」という言葉の知名度は圧倒的に低い!! そしてこの知名度の低さが、私も含めたゼネラリストタイプの人が、自分の働き方について悩む一因になっているとも感じています。

ゼネラリストか否かは、生まれ持った性質である

キャリア系のサイトなどを見ていると「スペシャリストとゼネラリストはどちらが有利か」とか「これからの時代どちらを選ぶべきか」なんて表現をしばしば見かけるのですが、私の意見は「選ぶとか有利とかいう問題じゃなくて、生まれ持った性質(資質)なんだよ!!!」です。笑 努力や好みで選べるものではなく、もうそういう人生を与えられていると思った方がいい。
かく言う私自身も、ずっとずっとスペシャリストに憧れ、なろうとしてみるものの挫折するという経験を繰り返しています。強烈な「スペシャリストになれないコンプレックス」に長らく苛まれてきたのです。

幸い私は10年ほど前に、強みや資質といった「自分が生まれ持った性質を知り、それをどう活かすか」という考え方に出会ったことで、悩みながらも試行錯誤を繰り返し、少しずつ前に進むことができました。そして二年ほど前からアメブロでゼネラリストについてコラムも書いてきました。

最初は自分の葛藤をただ整理して記録するつもりで書き始めたのですが、ブログを10年書いてきたなかで一番大きな反響をいただいて、こちらがびっくり! そこで初めて、ゼネラリストという言葉が知られていないこと、私と同じようなコンプレックスを抱えている人はとても多いのだということを知りました。

スペシャリストは知っているのに、対義語であるゼネラリストは知られていない。これはもうまさに「◯◯じゃない方芸人」の立ち位置です。自己肯定しづらいのも無理はありません。であれば、微力ながら「ゼネラリストってこうだよ!」「こんな風に考えると自分を活かせるよ!」と発信し続けていこう、と決めたのです。

 

ゼネラリスト必見! 《マルチ・ポテンシャライト》と《多動力》

ゼネラリストに対する想いはもう書き出すと止まらないくらいたくさんあるのですが(笑)今日は私が「そういう自分を本気で受け容れよう」と決意するきっかけになった素晴らしい動画を紹介しておきます。12分ほどの長さですし、日本語の字幕もついているので是非ご覧ください^^

スピーカーのエミリー・ワプニックさんは「マルチ・ポテンシャライト」という表現をされています。とても素敵な言葉なのですが、ゼネラリスト以上に意味が伝わりにくそうなので私はもっぱら「ゼネラリスト」を使っています・笑

本で言うと2017年のベストセラーになったホリエモンこと堀江貴文さんの「多動力」かな。

この本がものすごくヒットしたことで「飽き性でもいいんだ!」と希望を感じた人も多かったとか。あとは、上のTED動画のスピーカー、エミリー・ワプニックさんの著書も◎

おススメ本は他にもたくさんあるんですが、長くなり過ぎるのでまた改めます……。

とにかくゼネラリストさんは、そういう自分に嘆いたり、スペシャリストになろうと足掻くのではなく「広く浅くな自分だからこそ出来ることは何だろう?」と思考を切り替えるしかありません。そんなこともこれから少しずつここに書いていきますのでお付き合いください。

Facebookアカウントをお持ちの方は「ゼネラリスト部」への入部も大歓迎です^^♪

この記事を書いた橘花(kikka)ってこんな人